AndroidでDOSゲーをプレイできるMagic DosBoxを触ってみた

Magic DosBoxとは

WindowsLinux等複数のプラットフォームで移植されているオープンソースMS-DOSエミュレータDosBoxのAndroid移植版。

Android移植されているDosBoxは複数あるが、Magic DosBoxは2018年7月現在も積極的にアップデートされています。
特徴は「追加の物理デバイスを接続しなくても快適にMS-DOSゲームを使えること」 としており、バーチャルボタンの配置や設定が豊富に用意されています。

今回試してみたのはMagic DosBox Freeという無料版。
有料版は2018/7現在、390円で販売中。

無料版の制限はゲーム毎の設定情報を保存するcollectionが一つしか作成出来ないこと。
使えるウイジェット(バーチャルボタン)が10種類中、主要な3種類のみとなっている点です。

Google Play: Magic DosBox
https://play.google.com/store/search?q=%22MagicDosbox%22

□Magic DosBoxホームページ
http://magicbox.imejl.sk/magic-box/

Magic DosBoxでDOSゲーを起動するまで

1.インストールが完了したら早速起動してみる
(画面には既に作成済みのcollectionが表示されています)
左メニューの「+」ボタンをタップする。

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2.Addウインドウが表示されるので、「New Game」を選択する

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3.「Configuration Menu」が表示されるので入力していく
細かい設定を抜きにすれば下記項目を入力すればOK。
- Title: collectionの名前
- Memory: DosBoxが確保するメモリ量。 デフォルト16MBになっているが、ゲームに寄っては32MB以上求められることもある。
- CD-ROM: CD-ROMデータの読み込みが求められる場合はEnabledにチェックしisoデータを指定。
- Main Program: 起動するゲームのexeファイルを指定。

入力が完了したら下部のチェックマークを押して完了させる。項目に入力するだけでautoexecも含めたDosBoxの設定を生成してくれるのでとても便利。
直接DosBoxの設定ファイルを直接触りたい場合はExpert項目から編集することも可能。

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4.ゲームの起動を確認する
作成したcollectionが最初に画面に表示されるので、collectionをタップする。
タッチするとDOS画面が立ち上がり、 自動でexeファイルを起動、ゲームが開始する。

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5.更に詳細な設定を行う
スマホの戻るボタンを押すと、General Settingsというメニューが表示される。
ここで更にメニューを選び、詳細な設定を行っていく。 (触ってみた設定を下記します)
- Advanced settingsのorientationで縦画面か横画面かを設定 - Add virtual buttonsでウイジェットの配置 - saveボタンで設定の保存

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横画面に設定してみた場合場合
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さわってみた印象

DosBox Turboとの比較になりますが、DosBox Turboではautoexecを自分で作らなければならなかったのがMagic DosBoxではフォームに入力するだけなのでとてもハードルが低くなった印象です。
また、マウスの動きがDosBox Turboと比較して滑らかな感じでした。 タッチパネルでのマウスのポインタの操作は相対操作と絶対操作の2つが選べますが、基本は細かい操作が出来る相対操作になると思います。 今回、 試してみたのがIncredible Machineでウイジェットを使う必要があんまり無かったのですが、今後One Unit Whole BloodみたいなFPSを快適に出来るか試してみたいと考えています。